石膏利用の質問
27)シリコンゴム型で石膏を反転成形する時の作業手順
解説:シリコンゴムは、材料としては高価ですが、反転面が綺麗で弾性があり、抜き勾配ゼロ・逆テーパーでも
抜けることが多く、反転材料としては最も使いやすい材料です。
注意:常温硬化型(RTV)シリコンゴムには、付加型、縮合型があります。付加型では収縮はほぼ無視できますが、
縮合型では、無視できない収縮が発生しますので、短時間に反転作業を完了しましょう。
作業手順:
1)離型剤は基本的に不要です。
*薄い濃度のカリ石鹸離型剤を塗ることで気泡が入ることを減少させることができます。
2)撥水性がありますので、コーナー部分に気泡が入りやすいので注意して石膏を流し込みます。
*流し込み後に石膏が硬化する前に刷毛などでコーナー部分をなぞることで気泡を浮かせて無くすことができます。
3)石膏が硬化したら、シリコンゴム型を広げる様に抜き取ります。
注意:本回答は、下村石膏(株)研究室が作成したものです。
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