石膏利用の質問
17)表面の綺麗な石膏模型を製作する方法とは
回答
石膏模型が綺麗と見える時の表面粗さは10μm以下で特に綺麗な時は5μm以下です。
逆に表面が荒れた時の表面粗さは20μm以上でザラザラしています。

基本的に綺麗な型へ適正な混水量(混水比)で適正な練和時間で練和されていれば、
石膏硬化時の精密再現性により、そのまま綺麗な模型表面ができます。

石膏型表面状態の悪い場合の点検のヒントとなる原因を列挙します。
@攪拌(練和)時間が短すぎるため、硬化が遅くなっていませんか
A混水量(混水比)が不適切に大き過ぎませんか
B離型剤の使用方法が不適切(過剰、不足、相性など)でありませんか
C印象(型)表面の事前処理が不適切(洗浄不足、離型剤過剰)でありませんか
D型表面に水分が残っていませんでしたか


注意:本回答は、下村石膏(株)研究室が作成したものです。
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