石膏利用の質問
02)石膏の練和時に最も注意する事は何ですか
回答
半水石膏である焼石膏100gを理論的に2水石膏にする水は18.6gです。
実際には、少ない時で20g、多い時で75gの水で混錬します。
その差の水は混錬する作業性を得るための水ですが、これは硬化した石膏型の
体積を増加・嵩上げ、更に乾燥後は型内部の隙間となります。
100gの焼石膏は、どの様な水量で混錬しても118.6gの2水石膏となります。
そのため、混錬水が多くなると、体積が大きくなるが、硬化時間が遅くなる、
硬化膨張が低下し、強度が低下することになります。
使用する混水比(混水量)が変動すると硬化時間、膨張、強度全てに影響します。
石膏の練和時に最も注意することは、焼石膏と混錬水の量を正確に計量することです。
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注意:本回答は、下村石膏(株)研究室が作成したものです。
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